~受動喫煙について~
2026. 8. 28更新
タバコの煙が身体に悪いということは、誰でも知っていることかと思います。
子どもが生まれて禁煙した方や、子どもに煙の届かない場所で喫煙するようになった方もいらっしゃるでしょう。
このタバコが、子どもの成長にどのような影響があるかご存知でしょうか。
タバコの煙には、数千種類の化学物質が含まれており、そのうちの発がん性物質は、約60種類あるといわれています。
煙には、タバコを吸っている人が吸う煙(主流煙)とタバコの先から立ち上がる煙(副流煙)があります。主流煙は、燃焼温度の高い部分で発生し、タバコの内部やフィルターを通過するものに対して、副流煙は、燃焼加熱が低いため主流煙に比べて有害物質が高い濃度で含まれています。これらの煙にさらされることを受動喫煙といいます。
◎受動喫煙の急性症状
受動喫煙の急性症状には、目のかゆみ・瞬目・くしゃみ・鼻水・鼻づまり・頭痛・吐き気・喉の痛み・咳・喘息などの症状の他、心拍数増加・皮膚温低下を引き起こします。
周囲の方の喫煙で不快な経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
子どもは、大人に比べて呼吸器や中枢神経の発達が未熟であるため、身体的な影響は、更に受けやすい状態にあります。
◎受動喫煙により危険性が増すとされている子どもの病気
- 中耳炎
- 虫歯
- 気管支喘息
- 小児喘息などの呼吸障害
- 知能低下
- 低身長
- アトピー性皮膚炎
- 小児がん
- 白血病
- 脳腫瘍
などがあげられています。
換気扇の下で注意しながら喫煙していても100%の換気は行えません。
有害物質を含んだ煙は、キッチンやリビングに広がります。
煙は、たとえ目に見えないくらい薄くなっていても人の健康に影響を及ぼします。また、空気清浄機は、タバコの臭いは取り除けても有害物質の除去には効果がありません。
ベランダや別室での分煙も親の衣類についた煙からも影響があるといわれています。
加熱式タバコには、副流煙は無いと言われていますが、子どもから離れて吸った後も、息からは有害物質が出ています。
子ども達を受動喫煙から守るには、タバコをやめるしかありません。



こばやし小児科