背景画像
背景画像

アレルギー科の診療方針

こばやし小児科では、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどを診察しております。
日本小児アレルギー学会に所属し、その標準的なガイドラインにのっとって治療していますが、私の好きな治療薬として漢方薬があるので、漢方薬を取り入れたりする場合もあります。
具体的には、気管支喘息は、重症度に応じて間欠的治療から吸入ステロイドや抗ロイコトリエン薬を用いた治療、さらにそこに小児の虚弱体質が関与したりしている場合は「小建中湯」などの漢方薬を併用したりします。
また、アトピー性皮膚炎は、外用療法を中心に保湿剤、ステロイド軟膏、プロトピック軟膏、またここでも漢方薬を併用したりしています。最後に食物アレルギーですが、必要ならば検査を行い、必要最小限の食物制限を行いますが、小児の食物アレルギーは、多くの場合成長とともに、軽快することがあります。
また、血液検査だけで判断するのは、過剰な食物制限をする危険性も秘めています。
慎重な対応が必要です。
最近では(※1)、重症の食物アレルギーのお子様に、少しずつアレルギーのある食物を食べさせて、治療していこうという治療法も研究されています。

(※1)…2016年の食物アレルギー診療ガイドライン(日本小児アレルギー学会食物アレルギー委員会作成)によると経口免疫療法とは「自然経過では早期に耐性獲得が期待できない症例に対して、事前の食物経口負荷試験で 症状誘発閾値を確認した後に原因食物を医師の指導のもとで経口摂取させ、閾値上昇または脱感作状態とした上で、究極的には耐性獲得を目指す治療法」とするとされ、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医による臨床研究として慎重に取り組まれています。

背景画像
背景画像
背景画像