突発性発疹症

【みんなのポケット】2021年2月号(NO.216)

突発性発疹症は、生後6ヶ月前後から1歳くらいの赤ちゃんが、突然高い熱を出して3〜4日後に熱が下がったと同時に全身に発疹が出る病気です。
原因となるウイルスには、「ヒトヘルペスウイルス6型・7型」があります。唾液などで感染すると言われていますが、感染経路はよく分かっていません。潜伏期間は、1〜2週間です。季節を問わず、1年を通して見られます。
急な発熱から始まり、38〜40℃の高熱が出ます。熱のわりには、機嫌はよく、元気もあるなど、全身状態が良いのが特徴です。熱が3〜4日続いた後、下がったとほぼ同時に、お腹や背中を中心に発疹が出ます。その後、2〜3日は発疹も目立ちますが、薄くなって消えていきます。あまり痒みはありません。なかには、発疹が出る前後に下痢をすることもあります。ウイルスが原因なので、特別な治療はなく、抗ウイルス剤もありません。主に、対症療法、下痢や熱性痙攣を伴う場合があるので、それぞれの症状に応じて、整腸剤や抗痙攣剤を使用します。
しかし、しばらくは、高熱で体力を消耗しているため、抵抗力が弱くなっています。他の感染症などにかかりやすいため、無理をさせないようゆっくりと過ごしましょう。
予防接種は、約2週間後には接種可能です。

2月のスケジュール

← 横にスクロールできます →

  1 2 3 4
県医師会
理事会
5 6
7 8 9 10
理事会
11
建国記念日
12 13
14
埼玉地方会
埼玉県学校医
研修会
15 16 17 18 19 20
21
小児救急
研修会
22 23
天皇誕生日
24
例会
25
郡市医師会長
会議
26 27
午後休診
28            

青字:診療終了後、夜のスケジュールです。

その他、会議や勉強会への出席のために、午後の診療を少し早めに切り上げることもありますが、どうかご了承の程お願い致します。

2月27日(土)午後 は関東ブロック小児科医会のため休診いたします。
ご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ございません。

~ロタウイルスワクチン~

【みんなのポケット】2021年2月号(NO.216)

小さな子供を中心に激しい下痢や吐き気を引き起こす「ロタウイルス胃腸炎」のワクチンが、令和2年10月1日から定期接種の対象になりました。
ロタウイルスワクチンは、2回接種が必要な「ロタリックス」と、3回接種が必要な「ロタテック」の2種類があります。どちらも、飲むタイプのワクチンです。令和2年10月1日からの定期接種の対象は、令和2年8月1日生まれ以降の赤ちゃんからは接種料が原則無料になりました。
ロタウイルスは、乳幼児の急性胃腸炎の原因の1つで、ほとんどの人が一生のうちに何度も感染するウイルスです。主に感染者の排泄物から感染が広がり、激しい下痢や吐き気などの症状が出ます。重症になると脱水症状で入院が必要になることもあります。ロタウイルス感染症には、何度もかかりますが、特に最初の感染は、重症化しやすいとされています。ワクチンは、最初の感染の「代わり」になるイメージで、入院するような重症化を防ぎ、発症も減らすと期待されています。
注意点は、接種する時期です。2種類とも生後6週後から14週6日後までに1回目を受け、27日以上の間隔を空けた上で、2回接種のロタリックスは24週まで、3回接種のロタテックも32週までに接種を終える必要があります。接種後は、赤ちゃんが繰り返し吐いたり、ぐったりして顔色が悪くなったりしないかなどをよく見て、症状があったら医師の診察を受けましょう。

ロタウイルスワクチン(飲むワクチンが2種類ある)

ワクチン名 ロタリックス ロタテック
接種回数 2回 3回
接種開始
出生6週後〜14週6日後
生後2ヶ月からヒブ小児用肺球菌、
B型肝炎ワクチンと同時に接種
接種終了 出生24週まで 出生32週まで
受けた後、ごくまれに腸重積症を発症する可能性があります
・嘔吐を繰り返す
・ぐったりして元気がない
・泣いたり不機嫌になったりする
・血便
このような場合は
医師の診察を受けましょう

受けた後、ごくまれに腸重積症を発症する可能性があります

  • ・嘔吐を繰り返す
  • ・ぐったりして元気がない
  • ・泣いたり不機嫌になったりする
  • ・血便

このような場合は
医師の診察を受けましょう