~新型コロナウイルス オミクロン株「BA.5」の特徴~

【みんなのポケット】2022年8月号(NO.234)

 BA.5 は今までと違い感染力が強く、感染して発症するのが早いことがわかりました。8月にはBA.5にすべて置き変わるとされ、今後も患者数の増加が加速していく可能性があります。
 症状は38℃以上の発熱と倦怠感、咳・鼻水を伴うこともあります。今までと同じように、無症状や軽症のこともあります。感染後の再感染(過去にオミクロンに感染した人への感染)や二次感染のリスクも高くなっています。BA.5に対するワクチンの効果は、以前よりも期待できません。ワクチン接種や感染により獲得した免疫は徐々に消えてしまうので、その予防効果は減少してしまいます。BA.5には免疫をすりぬける力が強いため、ワクチンの効果は今までに比べさらに低くなってしまいますが、ワクチン接種により、今までの免疫をさらに高められるブースター効果や重症化予防効果がありますので、ワクチンの接種は大切です。
 BA.5の症状は発熱・倦怠感など、これからの時期熱中症や他の病気との鑑別も必要になります。具合が悪い時には外出を控え休み、感染拡大を防ぎましょう。今までの感染対策を見直して、私達に出来る基本的な感染対策を続けていき、感染状況が早く落ち着くように気をつけていきましょう。

8月のスケジュール

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小児科医会
3
理事会
4
関東甲信越静学校医協議会
5
北部地域医療構想調整会議
6
7 8 9 10 11
山の日
12 13
14
休日診療所執務
15 16 17 18 19 20
21 22
熊谷市医療・介護・認知症の推進会議
23 24 25 26 27
28 29
夏期休診
30
夏期休診
31
夏期休診
1
夏期休診
2
夏期休診
3
夏期休診

青字:診療終了後の夜に会議があります。当日の午後の診療は、早めに終了となります。

その他、会議や勉強会への出席のために、午後の診療を少し早めに切り上げることもありますが、どうかご了承の程お願い致します。

8月29日(月)~9月3日(土)は夏期休診といたします。
定期的に内服をしている方、お手持ちの薬がなくなる前に受診して下さい。

~熱中症~

体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことです。

医療機関で診察が必要か?迷った時の目安
●現場で対処できる(Ⅰ度の症状)
①意識がしっかりしている ②普段通り、しっかりと自力で飲める
対処方法:経口補水液による水と塩分の補給と涼しい場所での休憩をとりましょう。

●医療機関へ(Ⅱ度・Ⅲ度の症状がある、Ⅰ度の症状が改善しない
①いつもは自分の力で開けられるペットボトルのキャップが開けられない
②意識がはっきりしない(自分の名前・時間が分からない)
③飲み物が飲めない、口からこぼれてしまう

(参考)熱中症重症度分類2015
分類 症状 治療
Ⅰ度
  • めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、筋肉の硬直(こむら返り)
  • 意識障害はない
通常は現場で対応可能
冷所での安静、体を冷やす、経口的に水とナトリウムの補給を。
Ⅱ度
  • 頭痛、吐き気、倦怠感、虚脱感 (カラダがぐったりする、力が 入らないなど)
  • 集中力・判断力の低下
医療機関での診察が必要
体温管理、安静、十分な水とナトリウムの補給を(経口摂取困難な時は点滴にて)。
Ⅲ度
  • 意識障害、痙攣発作
    (呼びかけや刺激への反応がおかしい・カラダにガクガクとひきつけがある)
入院・集中治療が必要

日本救急医学会熱中症診療ガイドライン2015より作成