動物咬傷

【みんなのポケット】2025年7月号(NO.269)

<応急処置>
1. 水道水で傷口をしっかり洗い流します。
2. 出血が多い場合は清潔なガーゼやティッシュなどで傷口を圧迫して止血します。
3. 流水で洗い流した後、消毒液で消毒します。
4. 腫れがある場合は、氷や冷たくしたタオルで冷やします。

<医療機関への受診>
・傷が浅い場合でも、感染症のリスクがあるため、出来るだけ早く医療機関を受診し、適切な処置を受けましょう。 
・外国で哺乳類(犬、猫、猿、コウモリ、フェレットなど)に嚙まれたり引っかかれたりした場合は、狂犬病の予防接種が必要な時があるので、すぐに医療機関や保健所に相談して下さい。

<その他>
・猫に嚙まれた場合、犬に比べて感染症のリスクが高いと言われています。
・噛まれた場所が動かせなくなったり、出血が止まらない場合はすぐに医療機関を受診して下さい。
・傷口が感染している場合は、抗菌薬を内服したり、場合によっては静脈投与が必要になることもあります。

7月のスケジュール

← 横にスクロールできます →        

1
学術講演会
2 3 4 5
午後休診
6
ワクチン
フォーラム
7 8 9
熊谷市医師会理事会
10 11 12
13 14 15 16
午後休診
17
5歳児健診研修会
18
予防接種研修会
19
夜間診療所執務
20 21
海の日
22 23
熊谷市医師会例会
24
会長会
25 26
27 28 29 30 31

5日(土)午後、16日(水)午後は、県医師会会議のため休診します。

~ぐっすり睡眠~

ぐっすり睡眠は、質の高い睡眠、つまり、寝つきが良く、朝まで起きない快適睡眠を指します。7つの大切なポイントを以下にまとめました。

①朝日を浴びる
朝日を浴びることで、体内時計がリセットされ、睡眠のリズムが整いやすくなります。

②就寝前のスマホを避ける
スマホやPCのブルーライトは、脳を覚醒させ、眠りを妨げます。就寝1時間前からは使用を避けブルーライトを浴びないようにしましょう。

③睡眠環境を整える
寝室の温度は、夏25~28℃、冬は18~20℃が適しています。
就寝中は真っ暗にするのが理想的です。

④リラックスする習慣を取り入れる
就寝前にぬるめのお風呂に入る、軽いストレッチをする、音楽を聴く。

⑤食生活に気を配る
夕食は就寝3時間前までに済ませましょう。就寝前の食事は消化の良いものに。

⑥毎日同じ時間に寝起きする

⑦ストレスを解消する
ストレスは、睡眠の質を低下させる可能性があります。
ストレス解消には、リラックスできる習慣を取り入れたり、趣味を楽しむなどが効果的です。

以上を実践してみてください。それでも良い睡眠習慣ができない場合は医師にご相談ください。