【みんなのポケット】2025年7月号(NO.269)
<応急処置>
1. 水道水で傷口をしっかり洗い流します。
2. 出血が多い場合は清潔なガーゼやティッシュなどで傷口を圧迫して止血します。
3. 流水で洗い流した後、消毒液で消毒します。
4. 腫れがある場合は、氷や冷たくしたタオルで冷やします。
<医療機関への受診>
・傷が浅い場合でも、感染症のリスクがあるため、出来るだけ早く医療機関を受診し、適切な処置を受けましょう。
・外国で哺乳類(犬、猫、猿、コウモリ、フェレットなど)に嚙まれたり引っかかれたりした場合は、狂犬病の予防接種が必要な時があるので、すぐに医療機関や保健所に相談して下さい。
<その他>
・猫に嚙まれた場合、犬に比べて感染症のリスクが高いと言われています。
・噛まれた場所が動かせなくなったり、出血が止まらない場合はすぐに医療機関を受診して下さい。
・傷口が感染している場合は、抗菌薬を内服したり、場合によっては静脈投与が必要になることもあります。