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~こどもの事故~

<転落>
・子どもは寝ている間も寝返りをしたり、動き回って、ベッドから転落し、頭部などにケガをすることがあります。柔らかすぎるクッションなどは窒息のおそれがあるため、転落防止のためであっても周りに置かないようにしましょう。
・ベビーベッドを使用するときは、常に柵を上げて使用しましょう。
・椅子や子供用ハイチェアの上で立ち上がったり、座ってテーブルを蹴ったりさせないようにしましょう。安全ベルトも必ず締めましょう。
・ハイハイをする頃から、階段からの転落が起きるので、転落防止の柵を付けて、閉め忘れのないようにし、子どもが開けられないようにロックを掛けましょう。

<やけど事故>
・子どもの手が届かないように、高温の飲み物や汁物をテーブルに置くときは中央に置き、また子どもを抱っこしたまま扱わないようにしましょう。
・テーブルクロスやランチョンマットは、子どもが引っ張って、その上に載った容器を倒す原因になりやすいので使わないようにしましょう。
・アイロンやヘアアイロンを使用する際は子供を近づけないようにし、使用後はコードを含め、子どもの手の届かないところに置き、なるべく早く片付けましょう。

<水回りの事故>
・大人が洗髪する際には、子どもを浴槽から出しましょう。
・お風呂から上がる際には、子どもを先に浴槽、浴室から出しましょう。
・入浴後は、浴槽の水を抜き、浴室には外カギを付けて子供が入らないようにしましょう。
・水深の浅い場所でも、子どもが溺れてしまうことがあります。
プールで遊ぶ時は、必ず大人が付き添い、子どもから目を離さないようにしましょう。

インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症の流行

【みんなのポケット】2024年2月号(NO.252)

 みんなのポケット12月号でインフルエンザの流行が今年は早い、とお話しましたが、冬休みで一旦下降気味になりましたが、最近になって再び増加傾向です。さらにはB型インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症も増加しつつあります。受験シーズンにもなりますし、頭の痛いところです。ワクチンももうすでにおそいですし、感染対策としては、①睡眠 ②栄養バランスの良い食事 ③感染予防対策(手洗い、うがいなど)をしっかりと講じて乗り切って下さい。
 また発熱したり、体の具合が悪い時は、半日から1日おいて受診した際に迅速診断キットを用いてインフルエンザなのか新型コロナウイルス感染症なのか診断しますが、その他にも小児の場合、溶連菌感染症、アデノウィルス感染症、RSウイルス感染症など、そして最近になって急性胃腸炎(ノロウイルスが主な原因ウイルス)など多彩な原因が考えられ、必ずしも迅速検査を1回すれば良い、というわけにはいきません。現在発熱外来は、てんやわんやの状況です。