HOME»  みんなのポケット»  バックナンバーTOP»  冬に多いウイルス性胃腸炎

冬に多いウイルス性胃腸炎

ウィルス性胃腸炎は、ウィルスが体内に入り、胃や腸の粘膜に炎症を起こします。
ノロウィルスやロタウイルスなどが原因となることが多く、特にノロウィルスは感染力が強く突然の激しい嘔吐、下痢、腹痛、発熱などの症状を引き起こします。

感染経路

  • 食品からの感染で多いのは、貝類によるもの、汚染された二枚貝(カキなど)を生や加熱が不十分なまま食べることで感染します。
  • 患者の嘔吐物、便などを処理した手についたウィルスから感染するほか、嘔吐物が乾燥してウィルスが空気中に舞い上がり、それを吸い込んで感染することもあります。

嘔吐が治まったら経口補水液を

突然の嘔吐で始まることが多く、その後も嘔吐が何回も続きます。
最後の嘔吐から1~2時間経過して、おちついた様子でしたらOS1などの経口補水液をスプーン1杯から始めていきましょう。最初は少量ずつこまめにあげていき、吐かないようであれば、少しずつ増量していきましょう。
飲めるようになり吐かなければ、あとは飲みたいだけ飲ませてかまいません。
たくさん飲めるようになれば食事が開始できます。消化のよい食べ物から開始して下さい。

感染を広げないように

  • 石けんを使って流水で最低30秒以上かけてしっかり手洗いをしましょう。
  • 大きく窓を開けて部屋の換気をしましょう。
  • マスク、使い捨て手袋、エプロンを着用し、嘔吐物はすばやく処理しましょう。
    嘔吐物の上に広めにペーパータオルや新聞をかぶせ、0.1%濃度の消毒液を湿るようにかけ、外側から内側へ静かに拭き取ります。使用したペーパータオルなどは、すぐビニール袋にいれ、ぎゅっと縛って密閉して捨てましょう。見た目はきれいに見えてもウィルスが残っているので、再度拭き取り消毒します。
  • トイレでの感染を防ぐ対策としては、ウィルスが飛び散らないようにフタを閉めてから流しましょう。レバーやドアノブ、便座など手の触れる所はウィルスが付着しやすいので消毒をしましょう。
  • ノロウィルスにはアルコール消毒では効果がありません。次亜塩素酸ナトリウムを使って消毒しましょう。

消毒液の作り方

用途 嘔吐物・便の処理 ドアノブ手すりなどの
拭き取り消毒
濃度 0.1% 0.02%
作り方 水500mlとと塩素系漂白剤
塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)
ペットボトルキャップ2杯
水500mlと塩素系漂白剤
ペットボトルキャップ半分

症状がなくなっても約1週間、長くても1か月間便からウィルスが排出されるので、手洗いや消毒の対策は続けましょう。