~外用剤の塗布のお話~
2024. 6. 28更新
外用剤の塗布量について
薬局チムニです。今回は、皮膚科領域で用いられている外用薬の、塗布量の目安について説明します。
一般的には、外用剤0.5gが成人の手のひらの面積2枚分に相当します。
- 軟膏やクリームのチューブでは、人差し指先端から関節1つ分の長さにチューブから出すと、約0.5gとなります。
- ローションでは、手のひらに1円玉くらいたらした量が約0.5gとなります。
- 軟膏やクリームのボトルから薬を取る場合、人差し指先端から関節1/2の長さですくいとると約0.5gとなります。
広範囲に塗布する場合はこの目安が役に立ちますが、実際には塗布する部位があちこちにあったり、部位の面積もまちまちです。
このような場合は、塗布部位がテカッと光り、ティッシュペーパーが付着するくらいの厚さが目安となります。
外用剤は、回数を守って使用して下さい。また、風呂上りは皮膚についた汚れが取れており外用療法を行う上で最も良い状態で、薬の経皮吸収も上がっています。バスタオルで水滴を取った後に使用して下さい。
※診察時に医師から使い方の説明があった場合は、その指示に沿って使用して下さい。外用剤に限らず、薬の使い方の説明を忘れてしまった場合は薬剤師に伝えて下さい。疑義照会にて正しい使用法を確認し、説明致します。
今回は外用薬について説明しましたが、その他薬に関する不明点は、薬局まで気軽にご相談下さい。