塩分のお話

【みんなのポケット】2023年11月号(NO.249)

塩分を摂り過ぎるとさまざまな生活のリスクが高まります。その代表といえるのが高血圧です。高血圧を放っておくと心筋梗塞や脳梗塞の発症のリスクとなりえます。他には、塩分の摂り過ぎは胃がんのリスクを高める原因の一つとも言われています。。塩分過多によって胃の中の塩分濃度が高まり胃の粘膜を保護する粘液がはがれてしまいダメージを受けやすくなります。守る力が低下している状態は、発がん物質の影響を受けやすく胃がんのリスクを高めてしまうのです。他にも、塩分の摂り過ぎは、腎臓病や骨粗鬆症、尿路結石を招く恐れがあります。

塩分摂取を減らすためにできること

1・食べ過ぎに注意する
2・薬味や香辛料、酸味をきかせる
3・減塩の調味料や食品を使う
4・だしを効かせる
5・味付けは直前につける
6・練り製品は一度ゆでる
7・カリウムを多く含む食材を食べる
(カリウムは余分な塩分を排出する作用を持つ成分です。枝豆,人参,小松菜,バナナなど)
8・ゆで野菜やパスタに塩を加えずに調理
9・汁物や麵類を一杯以下にする
10・運動で汗を流すことも塩分を排出することになります