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乳幼児の加熱式たばこの誤飲

【みんなのポケット】2023年3月号(NO.241)

「加熱式たばこ」のスティックなどを、乳幼児が誤って飲み込む事故の報告が後を絶たないとして、国民生活センターは、乳幼児の手の届かない場所に保管することなど注意を呼びかけています。
国民生活センターによりますと、「加熱式たばこ」のスティックやカプセルを、乳幼児が誤って飲み込んで医療機関で手当てを受けたという報告がよせられています。
「加熱式たばこ」のスティックやカプセルには、たばこの葉っぱや、葉を加熱するための長さ1センチ程の金属片が埋め込まれたタイプのものがあり、飲み込むと内蔵を傷つけるケースもあるということです。
具体的な事例としては
△保護者が吸い終えてソファーに置いてあった「加熱式たばこ」のスティックを生後10ヶ月の男の子が飲み込み、ニコチン中毒とみられる激しい吐き気で医療機関を受診したケースや
△生後7ヶ月の男の子が、こたつの上の灰皿にあった金属片入りのスティックを飲み込み、胃の粘膜が傷つけられたケースなどが報告されています。
国民生活センターは、
*スティックやカプセルは乳幼児の手の届かない場所に保管すること
*誤飲が疑われる場合、水分をとるとニコチンの吸収が速まる恐れがあるため、水などを飲ませずにすぐに医療機関を受診することなど、注意を呼びかけています。