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~頭部の打撲について~

【みんなのポケット】2022年6月号(NO.232)

【頭をぶつけたときの状況を確認しておきましょう】
・どういう状況で頭をぶつけたのか
・転落であればどれくらいの高さから落ちたのか
・何にぶつけたのか
・ぶつけた直後に意識を失っていないか、すぐに泣いたか

【救急車を呼ぶべき場合】
・意識がない
・だんだんと反応が弱くなってきた
・けいれんしている
・手足の動きがおかしい
・出血が止まらない

【病院を受診した方がよい場合】
・頭をぶつけた直後、短時間でも意識を失った
・何回も吐く
・ぶつけた部分がへこんでいる
・いつもと様子が違う
・1m以上の高さから落ちて頭をぶつけた

特に、直後の6時間は症状の変化に注意をしておきましょう。
ただし受傷後は症状が出にくいことがあるため、1歳以下のお子さんは48時間、1歳以上のお子さんは24時間経過を観察することが大切です。

【事故を防ぐためのポイント】
成長に合わせた生活環境を整えることが、頭部打撲の予防に繋がります。
(例) ・階段には柵を作る、又は滑り止めを付ける
    ・遊具でも誤った遊び方をしないように、日頃から注意をしておく
    ・椅子の上やベッド・ソファーなどでふざけさせないようにする
    ・ベランダなどに踏み台になるような物を置かない