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~発熱時のケアー~

■掛け物について
熱が上がりつつある時、手足は冷たく蒼白く寒気を感じています。掛け物を増やして暖かくしてあげて下さい。体温が上がりきると体が熱く感じるようになり、手足に赤みが出てきて汗をかきます。暑がるので掛け物を少なくしてください。体を拭き、肌着を換えてさっぱりとさせましょう。

■食事・水分
食欲が出てくれば少しずつ食べさせてみて下さい。吐いたり下痢したりしていなければお子さんの好きなものでかまわないでしょう。しかし、高い熱が続く場合は、消化のよいでんぷん質のおかゆやうどんなどがよいでしょう。
食べられなくても水分はとるようにして脱水を予防することが重要です。少しずつ吸収のよいもの、イオン飲料などをとらせて下さい。

■解熱剤について
熱があると不機嫌で水分も受け付けられなくてぐったりとし、脱水になる心配が出てきます。そのような時は解熱剤を使用してみましょう。
小児科で使用する解熱剤はアセトアトミフェンという成分の薬で、安全性のあるもので体重に合わせて使用します。薬の効果は多少体温が下がるくらいです。極端には下がりません。解熱剤を使うのは熱の程度だけで言うと39.5℃以上など高い熱の時です。全身状態が良く元気もあり水分もとれていれば解熱剤は使わなくてよいでしょう。

■発熱時の受診について
熱が出るとすぐ病院へ行った方が良いかどうか考えます。そのような時、熱以外の子どもの全身状態はどうなのか、熱以外の子どもの症状はどうなっているかを観察してみて下さい。
熱が出ていてもこれらの症状が悪化していなければ少し様子を見てもよいでしょう。悪化してきているようなら早目の受診を考えましょう。