HOME»  みんなのポケット»  バックナンバーTOP»  溶連菌感染症

溶連菌感染症

溶血性連鎖球菌という細菌が原因で起こる病気を称して「溶連菌感染症」と言います。
きちんと治療をしないとリウマチ熱、急性腎炎、紫斑病などの原因になる場合があります。
発症年齢は3歳~12歳までに多い傾向がありますが、大人も感染します。家族や集団生活内での流行が多いのが特徴です。
発熱、咽頭痛(ごくんとすると喉が痛い)、リンパ節腫脹(首を触るとぐりぐりがいつもより目立つ)、苺舌(舌が赤くイチゴのようにブツブツしている)などが見られます。また、腹痛や嘔吐などの胃腸症状を伴う場合もあります。
診断には、喉を綿棒でこすり、迅速診断キットを使っての検査が可能なので、15分ほどで確定診断ができます。
抗生物質が有効であり、症状は服用1~2日後には改善することがほとんどですが、決められた期間きちんと服用しないと除菌ができません。
喉の症状が落ち着くまでは、幼稚園や学校はお休みしましょう。