HOME»  みんなのポケット»  バックナンバーTOP»  ~屋内の事故から子どもを守る~

~屋内の事故から子どもを守る~

子どもの死亡原因は病気ではなく不慮の事故が最も多く、また、死亡に至らないまでもたくさんの事故が起こっています。これらの事故は予防ができるものが多いのです。子どもを事故から守るため、子供の成長発達に合わせた予防を行っていく事が大切です。親が目を離しても子どもが安全でいられる環境をつくることが大事です。 子どもの事故で最も多いのが1歳児で、0~2歳児の事故が5割を占めています。

【子どもの事故事例と予防のポイント】
項目 事故事例 予防のポイント
窒息
  • まくらや柔らかい布団による窒息
  • ドラム式洗濯機内に入って、ドアが閉じてしまった
  • 食品による窒息
    (マシュマロ、ゼリー、団子、ブドウなど)
  • 赤ちゃんの周囲に何も置かない
  • 硬めの敷布団に寝かせる
  • うつぶせで寝かせない
  • ドラム式洗濯機内に入らないよう常にロックする
  • 食品を小さく切り、食べやすい大きさにする
  • 歩きながら、遊びながら、寝ころんだまま食品を食べさせない
誤飲
  • 0~1歳:タバコが多い
  • 2歳~:医薬品が多く、化粧品、ボタン電池、コイン、おもちゃ、洗剤等
    ピーナッツがのどに詰まる
  • 4㎝以下の口に入るものは高さ1m以下の手の届く所に置かない
  • ピーナッツなどの乾いた豆類は食べさせない
    (ピーナッツや節分の豆などは肺に入りやすく、肺炎になりやすいため危険)
やけど
  • 炊飯器、加湿器の蒸気にさわる
  • アイロン、ストーブにさわる
  • ポット、鍋をひっくり返す
  • 熱源は床に置かず、すべて手の届かないところに置く
  • ストーブに安全柵をつける
  • 食べ物、飲み物をテーブルの端に置かない
溺水
  • 浴槽に落ちて溺れる
  • わずかな量でも残し湯はしない
  • 浴室に鍵などかけ、入れないようにする
  • 入浴時、目を離さない、ひとりにしない
転落・転倒
  • ベッドやソファーからの転落
  • ベランダ、階段などからの転落
  • 歯ブラシをくわえたまま転倒
    (口腔内に歯ブラシが突き刺さった)
  • 大人のベッドやソファーに寝かせない
  • 階段や段差のある所には柵などし、転落防止策をする
  • 箱、家具などの踏み台になるようなものをベランダや窓際に置かない
  • 喉突き防止を施した歯ブラシを使用する
  • 物をくわえたまま動き回らないようにする

200528.jpg