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B型肝炎予防接種の定期接種が始まりました

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスに感染して起こる肝臓の病気で、慢性化したり、キャリア化したり、将来的に肝硬変や肝臓がんを起こしたりします。
このウイルスは、非常に感染力が強く、感染経路はB型肝炎を持ったお母様からの分娩時に子どもに感染したり(母子感染)、父親、家族や友人、ウイルスに汚染された血液の輸血、性行為、また血液だけでなく、唾液、汗、涙などで感染(水平感染)したりすることが知られています。世界ではB型肝炎ワクチンを赤ちゃん全員に接種し、病気を予防することに力を入れています。
このワクチンが、2016年10月から定期接種になり、公費により自己負担なしで接種できるようになりました。具体的には、生後2、3、7~8カ月の3回接種が標準的で、同居者にHBキャリアの方がいれば出生直後から接種可能です。
対象者は2016年4月1日以降に出生した児に限定され、1歳までが適応となります。それ以前に出生したお子様は定期接種の対象外なのですが、自己負担が発生しますが任意接種で可能です。ぜひご検討ください。